BeatlesがまだSilver Beetlesだった頃、George Harrisonは中古のGretsch Duo Jetを購入。
彼にとって初めてのまともなギターだった。

最初の所有者
元々はリバプールで船乗りをしていたIvan Hayward氏所有。
1957年ニューヨークの有名楽器店で新品で購入したもの。

Hayward氏は教会で演奏するバンドのギタリストだった。
また彼は再度仕事でニューヨークに行った時にBigsbyのトレモロユニットを購入。
自分でトレモロを取り付けている。
素人作業だったため、トレモロの位置が多少ズレているようだ。

新婚旅行の資金作りのための売却
だが、1961年の夏、Hayward氏は結婚、新婚旅行の資金が必要になった。
このギターを売ることを決意、地元の新聞に「Gretsch売ります」と広告を出した。

Georgeは広告を見てすぐHayward氏の家に行った。
Hayward氏は希望額を90ポンドとした。
しかし、Georgeは70ポンドしか持ち合わせがなかった。
そのため、後日残りの20ポンドを完済するということでギターの税関申告書の裏に借用書を書き、Georgeにサインをしてもらった。

しかし、残りの20ポンドは未だに支払われていない。
そして、Duo Jetは最初期のBeatlesサウンドの要になった。
デビューアルバムのレコーディングの頃まで使われている。

その後、1966年にこのギターはハンブルグ時代からの友人であるKlaus Voormannにプレゼントしている。
しかし、25年経った頃、Georgeはこのギターが恋しくなったのか、Klausに他のギターと引き換えに返却してもらっている。

そして、メンテナンスや修理を経た後に当時のGeorgeの新譜「Cloud Nine」のジャケットに再登場した。



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