Eric Claptonのギターソロ秘話

White Album Session ARTIST
White Album Session

1968年9月に入ってからGeorge Harrisonは「White Album」に収録される「While My Guitar Gently Weeps」のギターソロパートの構想に行き詰まっていた。
最初は自らソロを弾き、それを逆回転させ、ダブルトラックで物悲しい雰囲気を演出させようと何度も試みたが、9月5日にはそれを断念。
バンドはバッキングトラックを最初からやり直すことに決め、新たに録音を始めた。

George Harrison
George Harrison

Eric Claptonの参加

翌6日、Georgeはスタジオに向かう途中、Ericの家に寄る。
「セッションしよう、いいLes Paulがある」と彼を車に乗せロンドンに向かった。

Eric Clapton
Eric Clapton

Ericが来たことでスタジオの雰囲気は変わってしまった。
ギスギスして悪い空気が流れているのを悟られないようにPaul・John・Ringoは気を引き締めてレコーディングに臨む。

EricはBeatlesの曲(聖域)に参加することを激しく拒絶。
Georgeの「僕の曲だから何をしてもいいんだ」との説得で折れた。
ただ、悟られないようにギターサウンドは曲に溶け込ませることを前提にOKした。
これはEricがポリドールに所属して同業他社で演奏するのはご法度。
そのため、ばれることを危惧していた。

ギターサウンドの秘密

GeorgeはEricが彼にプレゼントしたLucyと呼ばれる1957年製のGibson Les Paulを手渡し、弾かせる。

ADT
ADT

EricのギターにはADT(人工ダブルトラッキング)というエフェクターを使った。
効果を小刻みに出るよう設定、独特の揺らいだサウンドになり、サイケデリックな雰囲気を醸し出している。
これはYer Bluesのエンディングに入っているGeorgeのギターソロでも使われている。

Ericが来たことでPaulも熱が入り、ピアノパートを提案した。
さらに、アグレッシブなベースラインを録音した。

White Album Session
White Album Session

Badge

参加ミュージシャンをクレジットさせない決まりがあるBeatles。
当然Ericもクレジットされていない。
前述の内容からするとクレジット入れたところで彼は全力で阻止すると思うが…

代わりにGeorgeはお返しにCreamのために「Badge」を提供。
また、ギターでも参加する。
その時のGeorgeのクレジットはL’Angelo Misterioso(神秘的な天使)というのは有名な話。

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