初期のBeatlesの写真といえば彼らのハンブルグ時代からの友人であるAstrid Kirchherrもそうですが、ユーゴスラビア出身のカメラマンであるDezo Hoffmannの存在も無視できません。

フォトジャーナリストであるDezo Hoffmann
第二次世界大戦中、彼はフォトジャーナリストとして活躍しました。
そして、戦後イギリスに移り、ショービズ系のメディアでカメラマンとして活動を始めます。
彼は英米の有名俳優やミュージシャンを撮り続けていく中、1962年にリバプールに行きBeatlesを撮りに行き、彼らと仲良くなります。
Beatlesの専属カメラマンに

その後のBeatlesの象徴的な写真はほぼ彼が撮ったと言っても間違いではありません。

しかし、1964年に事件が起こります。
1963年にアメリカでブレイクし始めたBeatlesは翌年Ed Sullivan Showの出演、コンサートをするため渡米します。
当然、Hoffmann氏も同行します。

Johnを激怒させた写真
渡米中、マイアミでもEd Sullivan Showに出演します。
それに、マイアミビーチで休暇を楽しむ時間もあったため、Beatlesは海水浴やマリンスポーツを満喫していました。
その時の様子もHoffmann氏はできるだけ撮りまくります。
Hoffmann氏の旅費はテレビ局から出ていました。
しかし、足りなくなったらBeatlesの写真を出版社に売ってしのいでいたようです。
その写真の中に水上スキーを楽しんでいたJohnの写真があり、後日掲載されました。
ただのJohnが楽しんでいるだけの普通の写真ですが、彼を激怒させることになります。

映画「A Hard Day’s Night」の撮影の合間、問題の雑誌を見たJohnは後からやってきたHoffmann氏に激しく怒りをぶちまけます。
それ以降、Hoffmann氏はBeatlesの写真を撮ることはほとんどなくなりました。
原因は額が丸見えの状態で撮られていた事です。
Johnはその頃抜け毛を気にしてコンプレックスになっていたようで、全開の額を公にされた事で激怒したようです。
Johnから申し出た和解
数年間Hoffmann氏とJohnの関係は途切れました。
しかし、1973年のある日、Johnは Hoffmann氏に電話をし、再会します。
Hoffmann氏に対して、あの時の子供じみた言動を反省し2人は和解しました。
40年前の1986年3月29日、Hoffmann氏は73歳で生涯を閉じました。
Paul McCartneyは「彼は世界最高の写真家だ」と讃えるコメントを残しています。

Hoffmann氏とBeatlesの関係などは40年前に出た彼の写真集に本人自らの回想録も掲載されているのでオススメ。
ネットでは見ない写真もたくさんあります。
見つけたら即買い!


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