世界初のエレクトリックベース

ケースに入ったAudiovox 736

世界で最初のエレクトリックベースというとFender Precision Bassを思い浮かべるかと思います。
このAudiovox 736はどうですかね…?

Audiovox 736
Audiovox 736 後ろのアンプはAudio 936

1936年に発売されたAudiovox 736です。
正式名称は白いAudiovox 736 Bass Fiddle。
大きくて重いウッドベースを手軽に弾けるように作られたものです。

当時の広告写真から
当時の広告写真から
白いAudiovox 736
白いAudiovox 736

開発者はアメリカ・シアトルの音楽家で教師でもあるPaul Tutmarc
彼は1935年にエレクトリック・アップライトベースを作っています。
しかし、これは宣伝用でした。
他にもラップスティールも作ってはいたのですが、彼の名前が有名になったのはこのベースの製作から。

開発者のPaul Tutmarc
開発者のPaul Tutmarc

要は大きいウッドベースを小型化し、ギターのように水平にして弾けるようにしたということ。
同時にAudiovox 936というアンプも製造しています。
しかし、当時としては革新的過ぎて売れなかったようです。

ヘッド部
ヘッド部

彼は1950年ぐらいまで製造を続けます。
その後はミュージシャンとして活動を続けますが、1972年に亡くなりました。

このベースは現存しているのが4本と言われています。
そのうちの1本は2018年のオークションで23000ドルで落札されています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です