George HarrisonというとGretschかRickenbackerの12弦のイメージが強い。
1963年後半~64年前半辺りはRickenbacker 425を使用してます。
経緯
1963年9月に彼は兄と一緒にアメリカ・イリノイ州に住む姉の家に2週間ほど滞在します。
その時に、地元の楽器屋で1962年製を購入しました。
しかし、元々はトップ画像の様にファイアーグローという赤系の色でした。
楽器屋のオーナーにお願いして黒に変更してもらい、1週間後に受け取りました。

まず、黒にしたのはJohn Lennonのギターに合わせた。
あるいはダークスーツがメインだったBeatlesの衣装に合わせたとか言われてます。
大ヒット曲のレコーディングに使用
このギターで弾く姿はその頃に出演したテレビ番組の映像で確認できます。
初お披露目早々、一度盗まれましたが犯人がすぐ捕まったのですぐ戻ってきています。
そして、アメリカでも大ヒットし、Beatles人気を決定づけた「I Want To Hold Your Hand(抱きしめたい)」のレコーディングでも使われました。

しばらくはGretsch Country Gentlemanと共に使っています。
その後
改造
その後、1964年の間にペグを交換。
元々リアピックアップのみの仕様だったのをフロントピックアップ増設。
それに合わせてピックガードも交換しています。
改造後の425を弾いているJohn Lennonの写真もあります。
プレゼント
1970年前後にBeatlesの会社Appleに働いていたリバプールのバンドFourmostのギタリストGeorge PeckhamがGeorge HarrisonのサイケデリックStratocasterを借りてテレビ番組に出演しました。
そして、返却する際彼から「いいリズムギターだった」と425をプレゼントされています。
オークション
1999年、George Peckhamはオークション会社クリスティーズに売却を打診します。
クリスティーズは真偽確認のため、George Harrisonサイドにコンタクトを取ります。
そこで、改造云々に関してはあまり記憶がないが実物で間違いないと返答しています。
しかし、後日彼の妻Olivia Harrison経由でクリスティーズや落札者宛に「出品されたことに対する失望、友情の証として送った物、今後George Harrisonが誰かにギターをプレゼントすることは一切ない」という旨の書簡を送っています。

このギターは一応プライベートコレクションとして非公開です。
しかし、ロックンロールの殿堂や各国で開かれたりする Beatlesのイベントにて見ることができるかも知れません。

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